CLS Tools ユーザガイド - ObjectSearch(汎用検索)

 

CLS ToolsではSalesforceの機能を拡張するためのLightningコンポーネントを提供します。

主にSalesforceに新たなデータの表示方法を追加いたします。

2021年2月現在、以下の機能が提供されています。

 

QRコード(基本パッケージ)

 

ガントチャート(拡張パッケージ)

汎用検索(拡張パッケージ)

本ドキュメントでは汎用検索(拡張パッケージ)について記述いたします。

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目次

CLS Tools ユーザガイド - ObjectSearch(汎用検索)システム要件言語汎用検索パッケージ提供Lightningコンポーネント設定ライセンスの割当て画面設定画面検索条件コンポーネント検索結果コンポーネントコンポーネントの利用方法CLS Search ConditionCLS Search Result対象オブジェクト権限に関して高度な利用方法独自のLightningコンポーネントから利用する

 

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システム要件

 

言語

表示言語はログインユーザの言語設定により決定されます。

翻訳リソースとして日本語および英語を提供いたします。

Salesforceの翻訳機能(トランスレーションワークベンチ)により各種言語に対応した翻訳設定を追加できます。

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汎用検索パッケージ

主要標準オブジェクト、カスタムオブジェクトを対象に、クラシカルな検索条件及び検索結果コンポーネントを提供します。

 

提供Lightningコンポーネント

検索条件コンポーネント「CLS Search Condition」と検索結果コンポーネント「CLS Search Result」を提供いたします。

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コンポーネントはアプリケーションページ・ホームページ・レコードページに配置する事ができます。

 

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設定

本パッケージで提供される機能を利用するために管理者権限でいくつかの設定を行う必要があります。

プロファイル、権限セットを使用し以下の設定を行います。

 

上記の設定のため、以下の設定済み権限セットを使用することができます。

 

 

ライセンスの割当て

新規インストールすると30日間のトライアルライセンスが5本割当てられます。

プラットフォームツール > アプリケーション > パッケージ > インストール済みパッケージ から「CLS Tools ObjectSearch」パッケージの「ライセンスの管理」を開き、利用ユーザへライセンスを付与します。

基本パッケージ「CLS Tools Base」のライセンスも割当てが必要です。

 

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画面

設定画面

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   …中略…

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検索条件コンポーネント

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指定した検索設定に応じてコンポーネントの表示内容が生成されます。

 

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検索結果コンポーネント

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検索設定で指定されたすべての項目が表カラムとして表示されます。

各行の先頭にはチェックボックスが存在します。

 

 

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データ型別項目制御

 

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コンポーネントの利用方法

コンポーネント「CLS Search Condition」、「CLS Search Result」を任意のLightningページ(アプリケーションページ・ホームページ・レコードページ)に配置します。

CLS Search Condition

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設定項目

CLS Search Result

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設定項目

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対象オブジェクト

本機能は以下のオブジェクトに対し利用できます。

ラベルAPI参照名
取引先Account
取引先責任者Contact
リードLead
ケースCase
商品Product2
商談Opportunity
商談商品OpportunityLineItem
注文Order
注文商品OrderItem
契約Contract
資産Asset
TODOTask
行動Event
カスタムオブジェクト 

 

 

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権限に関して

汎用検索コンポーネントを使用するユーザには検索設定(CLS_ObjSearch__ SearchConfig __c)オブジェクトとそのすべての項目を参照できる必要があります。

権限セット「CLS_ObjectSearchUser」を使用してユーザに必要な権限を付与することができます。

 

また、対象オブジェクト及びその表示項目に対する参照アクセス権も必要です。

対象オブジェクトへの参照権限がない場合、検索を実行しても検索結果は0件となります。

対象オブジェクトに対して権限があっても、表示項目の全部あるいは一部に対して参照権がない場合、検索実行時にエラーが表示されます。

検索設定の編集には対象オブジェクトへの参照権限は必要ありません。検索設定(CLS_ObjSearch__ SearchConfig __c)オブジェクトへの編集権限のみが必要となります。

 

対象オブジェクトに対して作成権限がない場合「新規」ボタンは表示されません。編集権限がない場合「編集」ボタンが表示されません。削除権限がない場合、「削除」ボタンは表示されません。

対象オブジェクトが非公開の場合、検索ユーザが参照できるレコードのみ表示されます。

非公開オブジェクトに対して「すべて表示」権限を持っているけれども「すべて編集」権限がない場合、自身が編集できないレコードに対して「編集」ボタンを押下すると、ダイアログは表示されますが、アクセス権がない旨のエラーが表示されます。

 

 

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高度な利用方法

独自のLightningコンポーネントから利用する

Lightningコンポーネントはインストール組織で作成されたカスタムLightning Aura コンポーネントから利用することができます。

Lightning Aura コンポーネントから使用する場合、以下のように「CLS_ObjSearch:SearchResult」タグを使用します。

利用例:

※2021年1月現在、SFDCの仕様により、カスタムLightning Web Componentから管理パッケージ内のLightningコンポーネントへのアクセスは許可されていません。

 

指定できる属性を以下に提示します。

属性データ型 
setting_nameString   (必須)検索設定で「ユニーク名(DeveloperName__c)」として設定した値
recordIdString検索設定で「親項目(ParentField__c)」を指定した場合、この値で絞り込む
base_filterString検索設定に追加する条件を指定(指定文字列がANDで末尾に追加されます)

 

コンポーネントには以下のアクションが用意されています。

アクション 
reload再検索を実行します。再読込ボタン押下時と同じ挙動になります

利用例:

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レコードが選択された場合、AuraEvent「CLS_ObjSearch:SelectRecordEvent」が発行されます。

このEventをハンドリングし、選択されたレコードを利用した処理を記述できます。

以下は同一ページに配置された検索設定「parent_list」を使用した検索結果コンポーネントの選択状況をハンドリングし、関連する子レコードを表示するものです。

 

Sample.cmp

 

SampleController.js